PortaSIP User's Portal


5.便利な使い方

PortaSIPでは、「番号状態」「タイムスロット」の2つの設定の組み合わせで、着信時の動作を設定することができます。
通常契約開始時の標準設定について、ページ末尾でご紹介しています。
1.番号状態
  「番号状態」とは、電話着信時の振る舞いを自動化したものです。
  ■デフォルトルーティング
   デフォルトルーティングは、待機中に電話が着信した時に、どのように対応するかを定義します。
  ■話中ルーティング
   話中ルーティングは、話中に電話が着信した時に、どのように対応するかを定義します。
  それぞれ、以下の項目について設定することが可能です。
  (1)内線にダイヤル(択一)
    a.スマホアプリ及びIP電話機に接続(初期値)
    b.携帯電話に転送(番号はサーバに事前登録)
    c.Skype Businessに転送
    d.他の任意の番号に転送
  (2)ボイスメールに転送(任意のアナウンスを流したのちにメッセージを録音します)
  (3)通話切断(アナウンスなしで着信を切断します)
   ※(1)~(3)は同時選択はできません。1つだけ選択します。
   ※(1)を選択した場合は、一定の時間受信しなかった際に、複数の番号状態を並べて設定することができます。
2.タイムスロット
 「番号状態」を適用するタイミングを設定します。
  ■1回のみ
   このタイムスロットを選んでいる間だけ適用されます。
  ■毎年
   期間を1日単位で設定できます。毎年「4月1日~9月30日」など
  ■毎月
   月内で1日単位で設定できます。毎月「1日~10日」など
  ■毎週
   週内で曜日単位で設定できます。毎週「土曜」と「日曜」など
  ■毎日
   日内で15分単位で設定できます。毎日「9時~20時」など

■設定例
 以下のパターンをあらかじめ設定しておきます。
  • 「月曜日から金曜日」の「9時から20時」までは「通常の通話待機」
  • 「月曜日から金曜日」の「0時から9時」までは「営業時間外」
  • 「月曜日から金曜日」の「20時から0時」までは「営業時間外」
  • 「土曜」、「日曜」は終日「営業時間外」
  • 「通常の通話待機」では、着信時に20秒間は着信音を流すが、その後受信しなかった際は「不在着信」
  • 任意のタイミングで「不在着信」
 ※月曜日から金曜日の9時~20時はスマホアプリで着信します。
 ※着信後20秒以上出られなかった場合は、「電話に出られない」アナウンスを流して、ボイスメールに転送します。
 ※話中に着信があった場合は、「電話に出られない」アナウンスを流して、ボイスメールに転送します。
 ※営業時間内であっても、必要に応じて、「電話に出られない」アナウンスを流して、ボイスメールに転送します。
 ※営業時間外は、「営業時間外」であるアナウンスを流して、着信後すぐにボイスメールに転送します。
 これらを、スマホアプリのナンバープランというメニューで選択したり、切り替えることで、
 その時々に最適な対応状態を設定することができます。

■カスタマイズ
  設定したい内容をお送りいただければ、設定案を作成します。(無償)
  設定を実際に適用し、試験を行うこともできます。(有償)

■標準設定
  • 通常待機(転送無):スマホアプリで待ち受けます。相手が切るまで鳴り続けます。
  • 通常待機(転送有):スマホアプリで待ち受けます。20秒なった後、ボイスメールに転送します。
  • 不在着信:スマホアプリに着信することなく、即座にボイスメールに転送します。
  以上のタイムプランが標準で設定されていますので、状況に合わせてスマホアプリからお選びいただけます。
  初期設定は「通常待機(転送無)」です。
  「通常待機」モードで通話中に別の着信があった場合は、ボイスメールに転送されます。


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